自分の幸せの中に「パートナーとの出会い」を求めるようになった「悲しい」きっかけ
そんなあたたかなご夫婦との会食の日の会話をきっかけに、「自分の幸せ」を真正面から考えるようになりました。
もう一生一人だ。誰にも頼らずに生きていこう。
そう決心して歩き続けた二十年弱。そして、その決意から、老後はもとより、自分の最後までのレールをあらかた引いてしまっていました。だから今更再婚だなんて考えられない。
そう頑なな思いから、恋愛からはまだまだ遠かったのも事実です。
恋愛以外のもの、友人との時間や一人で過ごす時間。今までは出張があっても仕事が終わればとんぼ返りだったものを、ホテルをとって散策したり、その土地の美味しいものを頂いたりと、自分のために余暇を作るようになりました。
趣味にもウエイトを少しおくようにして、色々な人との関わりも楽しんでみようと行動するようになりました。
そんな中で、プライベートでの異性との関わりから、ほのかな恋心のようなものを自分の中に感じるようになったころ、日常生活ではアラフォーバツイチだと恋愛は難しいのかもしれない、と思う出来事が重なりました。
恋愛から遠ざかっていると、ちょっとした異性の優しさに無駄にドキドキしたり、気になってしまったり。
でも、相手は「出会い」を目的にした場で知り合ってるわけではないから既婚者だったり既に恋人がいたり。はたまた全くその気はないけどただ優しいだけだったり。
それ以外にもアラフォーバツイチの大人女性だから、今更恋愛関係を求めていないでしょう?という前提での出会いだから、最初から恋愛対象外認定されていたり。
でも、自分の時間を持つようになって、異性との交流がでてきて、優しくされるとドキドキしてしまう。恋愛から遠ざかっていたからか、図らずも恋愛スイッチが入ってしまった。
そうすると面白いと言うか残念な話、いろんなタイプの男性からのお誘いがほんのり増えるんですよね。隙が生まれたのかもしれません。
お誘いが増えるのは良いことなのか?というと、私の場合はそうではなくて、既婚男性だったり、彼女がいる男性だったりすることが非常に多かったんです。
相手女性との関係に悩んでいる、といった相談込みのお誘い。で、皆さん決まって
「シブコさんだったらなぁ。」
「シブコさんて、恋人いないんですか?」
「再婚とかって考えないんですか?」
と仰る。
たまにだったり、一人二人だったらさほど気にしないのですが、こういった男性からの言葉が重なった時期があり、自分でも辟易。そして、悲しくなってしまいました。
私は、既婚男性から
「妻とうまくいかないから、自立していて面倒が無さそうなあなたが良いな」
「彼女はいるけど、あなたが良かったら、別れることを考えちゃいそうだな」
といった言葉をかけられると、自分てそんなにお手軽に映っているのだろうか…。
そんな思いになっていってしまったんです。
心を砕いて、その人と、恋愛感情抜きに、一人の人間として信頼関係ができてきていると思っていた自分が情けなくなりました。
そして、自分はやっぱり、一人の女性としてみてくれる男性との出会いは無理なんだろうなと。自分自身を責めてしまう時期がありました。
ある時、20代の頃からの付き合いの後輩と定例会(と言う名のご飯会)をしている時にもその話題に及びました。恋愛観について後輩に尋ねられた時に、
「一生一人で生きていく、と決めていたし、基本的には変わらない。でも、休日に一緒に過ごしたり、穏やかに同じ空間を共有できるパートナーがいたらなぁ、って、思っちゃうんだよね…。」とこぼすと
「え?それってすごい進歩じゃないですか!しましょうよ恋!」と後輩。
「でもね、いいな、と思う人がいても、既婚者だったりパートナーガいたり…。
それに、夜の雰囲気のお誘い的なセリフが出てくるし…」
と、その頃の残念体験を話すと
「シブコさん、そんなこと言わないでくださいよ!ありますよ!出会いはいくらでも」
と言ってくれました。
後輩は私より年齢は一つ下ですが同じアラフォー。
バツイチでしたが子供はいなくて。だから私とは状況も条件も違う…、励ましてくれるのは嬉しいのですが、現実があまりにもそんな感じだったので…、その時は何となく「ありがとうね」と返していたのですが、後輩からびっくりする質問があったんです。
「アプリ、試しましたか?」
一瞬目が点になりました。
後輩はかなり真面目なタイプで、異性関係は潔癖と言っても良いほどだったので。
少し前に恋人ができたと報告を受けていましたし、後輩がお付き合いしていた男性は、共通の友人同士の食事会で出会ったと聞かされていました。しかし、出会いがもうないと言う私に後輩は
「実は…。友人の紹介で出会ったって言いましたけど…。そうじゃないんです…。」と言うのです。
「どういうこと?」と尋ねると
「嘘ついてすみません…。実はアプリなんです。。」と告白されました。
彼女は地方出身で大学進学を機に上京し、そのまま都内で仕事をしています。ご実家は地主さんで大きな邸宅。大学も名のあるお嬢様大学卒業。いわゆる箱入り娘の真面目な子(と言ってもアラフォーですけど…)です。
そんな後輩からアプリでの出会いという報告を受けて、本当に驚きました。
唖然とする私に、後輩は続けました。
「アプリと言っても『出会い系』から『真面目な出会い』まで色々あるんです。変なアプリを選ばなければ大丈夫です。」
(そ…そうなの…?本当に?)
「私もアラフォーだし、アプリは若い人のものだろうって思ってました…」
目を丸くしている私に後輩は続けます。
「いくつか実際に使ってみて、変な人ばっかりのものや、若い人じゃないと無理だろうなぁというのもあったんですけど、最終的に私は2つくらいに絞って使ってみたんです。」
「そうしたら、だんだんコツみたいなのもわかってきたし、何より、「真面目な出会いを求めてる男の人」を探すのが目的で、相手もそういう人ばっかりだから、すごく楽なんです」
「アプリ=怖い・怪しい」というイメージは払しょくできませんが、真面目な後輩が恋人を見つけるに至ったというアプリでの恋活の話はとても新鮮?斬新?でした。
その日は後輩のお惚気話と、マッチングアプリの恋活がいかに良いかに終始して終わりました。
でも、興味は湧きましたが、自分がアプリに登録するというのは現実的ではありませんでした。ネットでの出会い、というものへの抵抗がある世代?だからか、やはり実際にお会いした事のある人とでないと…。情報漏洩というか、身バレも心配あるし…。
そんな風に思いながら、後輩がプリを利用した時の話を、面白おかしく聞いていました。
この頃はまだ、趣味の集まりに参加したり、個人レッスンを受けに行ったり、仕事がらみのセミナーに出た後に、懇親会に顔をだしてみたり。そんな風にしてプライベートで異性の知り合い?に(勝手に)右往左往していることでした。
恋愛が久しぶりなアラフォーの私でも幸せになれました!
20代(アラサー)で結婚・出産、そして夫の借金・DV・浮気で離婚。シングルマザーで走り続けた十数年。
気づけばアラフォー。
「一生一人…」と心の底で覚悟していた私が、友人の一言をきっかけに、ようやくー人の男性と出会うことができました。
「恋愛がうまくいかない…」「そもそも出会いが無い…」といったアラフォーや40代の女性に向けて、少しでもお役に立てればと綴っています。
恋をしたい。素敵な誰かと出会いたい。そんな女性の一助になれば幸いです。
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