好きな男性がバツイチ子持ち(別居)。または、彼氏がバツイチ子持ち(別居だけど養育費あり)。
そうなると、金銭的な部分が気になる方も多いのではないでしょうか?
バツイチ×子持ち(養育費あり)男性との関係を、この先進めても良いのか悩んでいる人に向けて、バツイチ子持ち男性のお財布事情について解説します。
厳密には人それぞれですが、大まかなタイプを紹介します。
バツイチ子持ち男性のタイプは大きく分けて5つ
- 慰謝料と養育費を支払い、面会日がある
- 慰謝料と養育費を支払い、面会日が無い
- 養育費を支払い、面会日がある
- 養育費を支払い、面会日が無い
- 養育費の支払いもなく、面会日もほとんどない
ざっくりですが5つのタイプにまずは分けられます。上から順に、「バツなし/子なし」男性と比べて、自由にできるお金が少なくなっています。
①養育費や慰謝料を払いつつ、面会日がある場合と、⑤養育費の支払いがなく、面会日もほとんどない場合では、①の場合の方が金銭面では余裕がありません。
慰謝料について
慰謝料というと、その男性に非があるような印象を受けるかもしれませんが、様々なケースがあります。
離婚理由が、男性側の不貞(浮気)や暴力、DVなどの場合もありますが、女性側に問題があるのにもかかわらず、男性が慰謝料を支払っているケースもあります。
慰謝料の払い方としては、一括払いと分割払いのケースがあります。
養育費の支払いがある場合
子供の養育費を支払っている人は、毎月払いの場合と、半年に一度や年に一度まとめて支払っている場合があります。
養育費の金額(相場)
養育費の金額は人それぞれですが、毎月4~18万円となっています。年収や子供の人数にもよりますが、40代の平均年収500万円でみても、6~12万円の養育費を毎月捻出しなければなりません。
下記表は、裁判所の公表データを参考にしたものです。
年収 | 400~450万 | 450~500万 | 500~600万 | 600~800万 | 800~950万 |
子供が1人 | 4~8万円 | 6~8万円 | 6~8万円 | 8~10万円 | 10~12万円 |
子供が2人 | 8~10万円 | 8~10万円 | 10~12万円 | 12~16万円 | 14~18万円 |
面会日がある場合
面会日が定期的にある場合、子どもと外出先で過ごすことが殆どでしょう。
コンビニで飲み物を買って、昼食をとり、公園で過ごすだけにしても数千円はかかります。
また、遠方に住んでいるならば、そこに交通費も加算されます。
小さいうちは公園で過ごしたり、面会日の予算を抑えることも可能ですが、年齢があがるにつれて、学校で必要なものを買ってあげたり、お小遣いを上げたりすることも出てくるので、面会日にかかる費用が上がっていきます。
下記は、子どもと1回の面会でかかる費用の目安です。月に2~3回逢う場合は、下記の予算の1.5~回数分のお金を使うことになります。
子供の年齢 | 近隣に住んでいる場合 | 遠方に住んでいる場合 |
未就学児 | 3,000~1万円 | +交通費 |
小学生 | 5,000~1万円 | +交通費 |
中学生 | 1~2万円 | +交通費 |
高校生 | 1~2万円 | +交通費 |
バツイチ×養育費アリの男性はお金が無いの?
バツイチで養育費を支払っている男性が全員お金がないわけではありません。
しかし、養育費を支払い、面会日が定期的にあるバツイチ男性は、養育費+面会日費用が毎月かかります。
その男性の収入にもよりますが、仮に年収が600万円ならば
養育費6~8万円+面会日1~2万円=8~10万円が子供のために使う金額です。
年収600万円といっても、毎月の振込額は30万円そこそこ。
そこから、家賃や食費などで15~20万円は生活費としてかかり、その上で養育費などを支払うと、手元には数万円しか残りません。
そういった意味では、バツイチ×養育費ありの男性のお財布事情が厳しいものとなっているのが実情でしょう。
バツイチ×養育費ありの男性と幸せになるには
バツイチ×養育費ありの男性とでも、工夫をすればクリアできることも沢山あります。
デート費用を抑える
デート費用を抑えるように過ごす工夫をしましょう。映画を見るのは、映画館ではなくてどちらかの自宅で。
外食ではなく、お互いに手料理を楽しむ。外出デートは、公園や街の散策など。
若い頃のようにレジャーにお金をかけるよりも、日常のささやかな空間を二人で楽しむ工夫をしましょう。
近所に住む
近くに住めば、お互いの家を行き来する時間もお金も節約できます。
また、何より、一緒に食事をする機会を増やすことができます。
バツイチ×子持ち男性とのお付き合いは、慣れるまでは不安や不満がたまりやすくなりますので、「すぐに会える」「会いやすい」環境は味方してくれます。
同棲する
近所に住むよりもより強力です。一緒に住むことで、貴女も彼も、家賃や光熱費など、生活費を大きく節約することができます。
逢いたい時、自分が寂しいと感じる時に、好きな人がいつも傍らにいてくれることで、安心感を得ることができます。
この人とずっと一緒にいたい、とお互いに思えるのなら、同棲をお勧めします。
我慢しすぎない
バツイチ×子持ち男性とお付き合いする際に、気を使いすぎてしまう女性が非常に多いです。
- 子供の事を聞いても良いのだろうか
- 離婚理由を聞いたら悪いだろうか
- お金が大変だろうから、私が多めに払っても良いと思ってる
と言ったことで悩んだことがある人は要注意です。
自分の気持ちを素直に相手に伝えてOKです。離婚経験者は、離婚理由や子供の事を好きな人から聞かれるのは嫌ではありません。
むしろ、「離婚や子供の話は聞きたくないんじゃないか」と思っています。詳しくは別記事にありますので、そちらを参照ください。>>「バツイチ彼氏に子供の事や離婚理由を聞いても良いの?」
我慢しすぎてモヤモヤするよりは、聞きたいことは聞く。そして、2人で過ごす時間にかかるお金についても、どうしたいのかを二人で話し合ってみましょう。
貴女が「好きな男性にお金を使うことに喜びを感じる」のであれば問題ありませんが、そうでない場合は、割勘にするなどのルールを決めると良いでしょう。
人と比べない+自分を責めない
バツイチは珍しくなくなりました。そして、バツイチ×養育費アリ彼氏も、世の中には沢山います。
しかし、「バツイチ×別居だけど子供がいる彼氏」に対して、引け目を感じてしまうことはないでしょうか?
普段はそれほど気にしていないけれど、彼に会いたい時に、子どもの面会日が入ってしまうことが重なると、寂しい気持ちになりますよね。
そんな時、友達の恋人には子供がいなかったら…、羨ましいと感じてしまったり。
「いいなぁ」と思うことで、大好きな彼への気持ちに傷がつくような気がして、落ち込んでしまったり。
人と比べない事が大切です。でも、寂しい時はつい比べてしまうのも人間です。
比べないようにすること。そして、もし人と比べてしまったり、羨ましいと思った後に、落ち込みそうになったら、「私はちょっと寂しいんだな」「彼の事は大好きだし、彼も私を大事に思ってくれているのだから」と、自分を責めないようにしましょう。
バツイチ×養育費アリ男性とも幸せになれる女性の特徴
バツイチ子持ち男性であっても、問題なく幸せになれる女性の特徴を紹介します。
ポジティブな女性
ネガティブになろうと思えば、バツイチ×子持ち男性とのお付き合いの中には悩む素材がいくらでもあります。
- やっぱり子供が最優先なのね
- お金大変だろうから、お家デートで我慢しなくちゃ…
など。でも、ポジティブな女性であれば
- 彼が面会日だから、習い事に時間を使える!
- 家でゆっくり過ごせるから、体も休まるしまったり最高
と言った感じです。考えようによっては、自分時間が確保できるお付き合いが確約されているのが、バツイチ×子持ち彼氏の良いところです。
包容力のある穏やかな女性
大人の男性は、つらい経験を自ら語ることはありません。しかし、バツイチで子供と離れて暮らしている男性は、途方もないほどに深い傷を心に負っています。
離婚から1年程でどん底から浮上できる人が殆どですが、離婚で負った傷は一生ものの場合が多いです。
バツあり男性の半数以上は、元妻が攻撃型だったりします。そういった意味でも、包容力のある穏やかな女性に惹かれる傾向があり、その女性を大切に扱います。
経済観念がしっかりしている女性
経済的に自立していて、お金の管理がしっかりとできている女性は、バツイチ彼氏であってもうまくやれるでしょう。
お金の使い方が上手な女性は、無駄遣いもせず、デート費用も男性に甘えっぱなしになることもないので、彼も無理なくお付き合ができます。
バツイチ×養育費アリ男性はやめた方がい良い女性
反対に、バツイチ×養育費アリ男性とのお付き合いが向かない女性も紹介します。
すぐに結婚して彼との子供が欲しい女性
彼の年齢や、彼のお子さんの年齢、離婚からの経過年数にもよりますが、子どもがいる男性の多くは、「子供が成人するまでは見守りたい」と思うケースがあります。
老後、一緒に過ごすパートナーは欲しいけれど、再婚はもう少し先。
という男性も多いです。
また、男性本人が、再婚も再婚相手との子供の誕生を望んでいる場合であっても、男性の家族から「(前嫁との間に生まれた)子供の事も考えてあげないと…」と言われてしまうこともあります。
「結婚+子供を産みたい」という願望が強い場合は、玉砕覚悟で彼としっかり話し合いましょう。そして、難しいそうな場合は、別の人との人生を考えることをおすすめします。
自分を一番大切にして欲しい女性
養育費を払っている場合や、面会日がある場合は、彼の中で最も大切な存在は子供です。
恋人としては寂しいかもしれませんが、この事実は殆どの場合変わらないでしょう。
「疲れているから」という理由で、貴女がデートを断られた日であっても、「子供が急に会いたいって連絡してきたから」と、いそいそと出かけて行く、なんてもこともあります。
自分を一番大切にして欲しい女性には、辛い恋愛になるでしょう。
男性に養ってもらいたい女性
年収2,000万円以上あるような高所得な男性であれば気にせずお付き合いを続けても問題ないでしょう。
しかし、前妻との間に子供がいる場合は、結婚できるのは子供が成人してから、になる場合が多いです。
仮に、早い段階で再婚できたとしても、貴女が専業主婦となり悠々自適に生活するのは難しい可能性が高いです。
男性に養ってもらいたい、仕事はしたくない、と言う女性は、今の彼氏や好きな男性が、ハイクラスな年収や資産が無い限り、別の男性を探した方が希望は叶えられます。
「バツあり×養育費を払っている男性」と付き合うメリット
離婚歴があり、子供がいて養育費を払っている男性とのお付き合いは、正直、そうでない男性よりも不安に思うことや寂しく感じる機会は多いでしょう。
しかし、その男性の事を本当に好きならば、工夫と努力次第で乗り越えることができます。
何故なら、養育費を払っている男性は、愛情深く、責任感があるからです。
自分が辛い立場に置かれていても、大切な存在のために前を向いて生きる力があります。
子供と大切な女性の存在の間で、寂しい思いを貴女にさせることを申し訳なく思いながら、自分ができる最大限の愛情を、貴女にも注ぐでしょう。
そういった点でも、信頼でき、長い時間を共に過ごすパートナーとして、最良の男性タイプであるともいえます。
心穏やかな男性との交際は、貴女の人生を豊かにしてくれるでしょう。
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